今回の「車両感覚を身に付ける!」は、
ハンドルを切る量を体で覚える
「スラローム編」です。
今回は車幅、と、言うより
車両の動きを修得するレクチャーです。
「スラローム」と、言いましても上の画像の様な
規模の大きな訓練ではありませんのでご安心を。
日常操作のレベルで出来る訓練メニューですので
簡単に、
そして確実に上達できます。今回、ステップ5の講習となりますので、
これが終われば次回のステップ6で終了となります。
いいですか?
今回も簡単ですし、これまでも簡単な講習ばかりでしたが、
今までのステップ1~5までを甘く見てはいけませんよ。
ステップ1~5までをよーく理解し、
地道にコツコツ練習してた人は
ステップ6も上手くいくはず。(ハズ!)
最後のステップ6は同じく実技訓練となりますが、
1から今回の5までを修得していなければ なかなか上手くいかない
実技訓練 兼 検定試験と、なります。
自分の本気度とこれまでの努力、
そして、今の実力を試すべく
是非チャレンジして、次回の最終ステップには
「あ!上手くできた!!」と、なるように頑張りましょう。
では、最終ステップの一つ手前
ステップ5の訓練に入ります。
■スラロームって何だ?スラロームと言われると車のジムカーナや
スキーなどの競技を想像する人もいるでしょう。
いや、それですよ、それ。
クネクネ蛇行走行することです。
もともとカヌーやスキースポーツに見られる
時間を競う方法の一つを言います。
旗やパイロンを立てて、その間をクネクネクネ・・・ってね。
今回もまた安全の確保できる広い駐車場などで練習しましょう。
旗やパイロンを立てて練習しなくてもOKです。
広い駐車場と車があれば問題なし。
■ウォーキングスピード スラローム今回の訓練は大きく分けて2つです。
まずはこの「ウォーキングスピード スラローム」。
AT車ならDレンジに入れてブレーキを離すだけ。
ほら、ゆーっくり車が進み出しますよね。
この現象は「クリープ現象」と言われますが、それのこと。
MT車なら1速に入れて発進。
クラッチをつないだらアクセルを踏まずにノロノロ運転。
歩く速さくらいでそのまま車は進みます。
この速さを「ウォーキングスピード」といいますが、
この状況で手が交差するまで右!中央!左!中央!と
ハンドルを回します。
それだけ。
いいですか。
9時15分くらいのハンドル保持位置で
握り変えずに右!中央!左!中央!ですよ。
ではハンドルを正しく握ってウォーキングスピードに。
ハンドルを持ち替えずに
腕が交差するまで右に切ります。
この時、回すスピードは遅くても早くても問題なし。
でもあまり早過ぎない方が効果的。
色んな速さで回してみるのもいいでしょう。
周囲の安全を確認しながら回して下さいね。
別に左から始めても問題ありませんよ。
じゃ、また中立に戻して 今度は左!。
はい、また中立に戻しましょう。
ウォーキングスピードでこれを繰り返すだけ。
ね?簡単でしょ?
ポイントは
・手を握り替えずに腕が交差するまで
・必ず中立に戻してから切るって事だけ。
■時速10キロ スラローム次はアクセルを少し踏みます。
速度を10キロに合わせて下さい。
で、同じ事を繰り返すだけ。
今度はアクセル操作で
時速10キロも維持しないといけないのでちょっと難しい?
アクセルや車の動き、周囲の安全、ハンドルを回す
事にいろいろと意識を集中させるので大変ですね。
でも、どうでしょうか?
ウォーキングの時と比べて
何か違いを感じませんか?
そう、
スピードが少し変わるだけで車の動きが違います。
横に掛かる遠心力も強くなったし、
あまりハンドルを早く切れなくなってませんか?
車が右へ左へたどる動線も大きくなりました。
何より、
同じハンドル操作でも
車速度が変わるだけで
車の曲がる量が変わるってことです。
レクチャーはこれで終了。これだけです。
めっちゃ簡単でしたね。
車速は危ないのであまり上げないで下さいね。
車速10キロまでで十分です。
これだけで
「舵角×車速度×車が動く量」
を体と感覚に擦り込むことができる。
例えば、ほら、
「この交差点、これくらいハンドル切れば曲がれるな」
「この車速度はあまりハンドルを切ると危ないな」
など、アクションを起こす前のイメージがし易くなり
普段のシチュエーションに活きてきます。
まあ、だまされたと思って続けてみて下さい。
必ずあなたの意識の奥底で
官能レベルが上がっている事は間違いありませんから。
これで、車の大きさや車両の動く感覚の基礎は
ある程度上達しました。
次回はいよいよ最終ステップ。
あなたのこれまでのスキルを試す
検定試験も交えてレクチャーします。
ポチッとしてくれると嬉しいです!!