「テストコースってどんなとこ?」も、そろそろ最終回?
今回は「高速ダート路」についてご紹介。

舗装されていない道のことですが、レースの世界などでは
グラベルロードとも言われます。
こんな舗装されてないところ走っても乗り心地は悪いし
車は痛むだけじゃん・・・って感じですが、
”そこ”を評価や試験するために走行します。

ガタガタした道路を走行したときの足回り(タイヤやサスペンションなど)の
動きを確認したり、ハンドルの操作性、乗り心地、ブレーキの効き具合や
異常な音がしないか、ボデーの強度は大丈夫かなど
ユーザーさんの目線で いやそれよりも過剰に調査確認を行なって
データーを取得していき、改良に改良を重ねます。
このようにいろんな耐久試験などをおこなって対策を施し、
商品車になっていきますが、
実は市場に販売されてみなさんの元へ届く車たちは
このような過酷な状況を越えるような使い方をされる場合もある。
それはそれで重要なデーターとなりますが
お客さんの手に渡ったあとに最悪な状況になってはいけません。
そんな場合は、即座に調査解析対策を取り、
「リコール」と呼ばれる無償修理交換などの方法で対応します。
こうやって考えてみれば、限られた期間や範囲を試験する
ぼくらの様なテストドライバーよりも みなさんのほうが
本当の使われ方を知ってデーターを取得している
テストドライバーなのかも知れませんね。

参考になったら是非!!