以前、読者様から頂いたコメントに
>出来たら車線変更時の注意点、
またその際サイドミラーの見方教えていただけませんか
と、依頼を受け ようやく画像などの資料が
集まりましたのでレクチャー致します。
時間が掛かり、申し訳ありませんでした。
前回、車線変更のポイントは簡単に説明しましたが
動画も合わせて見てもらえれば
イメージも付き易いのではないかと。
今回は「高速道路」の車線変更についてですが
国道など比較的スピードの出せる道路で有効です。
この先「スピードの遅い一般道」での車線変更も
アップしていきますのでもうしばらくお待ちを!!!
では、気を取り直して
「高速道路での車線変更」について。
左車線を走行する車両を追い抜いて
左車線へ自車が入る場合を説明します。
ポイントは前回レクチャーしましたが、
①インナーミラーで後方確認
②サイドミラーで横方向を確認
③ウィンカーを出す
④もっと首を振って死角の確認
⑤ハンドルを切る
⑥目標車線内に車が収まったらウィンカーを消す
でしたよね。
実はこれ、①~④までは安全の確認ですので
実際にアクションを起こす⑤までに完了していればいいわけでして
順番が多少入れ替わっても問題はありません。
しかし、これはこれで正解ですので
この順序で体にたたきこんでおけば安心でしょう。
では、ポイント説明。
①インナーミラーで後方確認インナーミラー(ルームミラーとも言います)に映る後続車の動きと
追い抜いた車両が自車から十分離れていることを確認します。
特に
追い抜いた車両が
インナーミラーに映ってないと非常に危険。
追い抜いた車両と安全距離がないまま、その車線に飛び込むことに
なるので、いきなり前に入られた車がビックリしてしまいます。
自分の前や横から消えただけで、その車線に入ると
お互いの距離は30mも無く、接触や追突の事故の原因に。
これ、一番のポイントですよ。
絶対に守りましょう。
②サイドミラーで横方向を確認追い抜いた車両がサイドミラーに映るってことは
自分の後方に居るってことです。
しかし、「後ろ付近」に居るだけで「車間距離」は保ててないので
やはりルームミラーに映るまではじっと我慢ですよ。
追い抜いた車がルームミラーに映って初めて
「自分より後方、且つ距離も安全」となりますので間違えないように。
③ウィンカーを出すウィンカーを出してすぐに車線変更したり
出してるのになかなか車線変更しないのも周囲に不安を与えます。
3秒以上点滅させて周囲の車に
「私、左へ入りますよー。近寄らないでよー。」
ってアピールしましょう。
④もっと首を振って死角の確認③のウィンカーを出している間に死角の確認をします。
ウィンカーを出す前に死角の確認をしても問題ありませんが
先ほどの「3秒以上」がこの確認で費やすことができます。
「ウィンカー出してる間に死角の確認すれば
3秒くらいは経ってますよ」ってことね。
ミラーに映る情報だけに頼らず自分の目で
後部座席のガラスまで首を振って車が居ないことを確認しましょう。
あまり長いと逆に よそ向いて運転していることになるので
1、2回 パッパッと見る程度でいいですよ。
この「死角」ってエリアはミラーで確認できない領域なので
「死角」なんですよ。

自分がA車でサイドミラーに映る領域が水色だとすると、
Bはサイドミラーに映っておらず、首を左に振って確認しないと
Bの存在を知ることができません。
しかも、「左に居ない」と思い込んで、ここで左へ車線変更すると
ぶつかっちゃうでしょ?
この様に”ミラーに映ってないけど車が居た”ことで
接触事故になるケースが沢山あります。
ここまでの行為が終了すれば次はいよいよ車線変更開始です。
⑤ハンドルを切るハンドルをゆっくり そして少ない舵角で切りましょう。
スピードが上がれば上がるほど、少ない舵角でないと
急な挙動でコントロールを失う可能性がありますので注意。
指3本分、50mm程度も動かせば十分車線変更できます。
この時もサイドミラーや死角を確認しながら
ハンドルを動かせればナイスです。
⑥目標車線内に車が収まったらウィンカーを消す自車が目標車線内に全て納まってからウィンカーを消します。
よくいますよねぇ。
1、2回しか出さずに車線変更する人って。
それで、周囲にアピールしたつもりなんでしょうか?
それとも面倒くさい?
そんな理由なら車に乗らないでほしいですねぇ。
周囲が迷惑します。
まだ「迷惑」で済めばいいですが「事故の元」です。
しかし、今やこんなぐうたらな人の為に
「レーンチェンジフラッシャー」と言われる機能を搭載した車も。
一度ウィンカーレバーを操作してすぐに戻しても
車が勝手に3秒ほど点滅します。
何とも悲しい機能です。
これじゃ、車は進化しても こんなドライバーは進化しなくなりますね。
以上が、高速道路 および国道などの比較的スピードの出せる
道路での車線変更の大事なポイントです。
やる意味も手順もしっかり覚えて
自分は危険から遠ざかること(防衛運転)ができる
安全でスマートなかっこいいドライバーになりましょう!
読者様よりコメント頂きました。
>車線変更時の注意点、またその際サイドミラーの見方教えていただけませんか
との事。

了解しました!
お任せください。
車線変更、レーンチェンジとも言いますが
これも慣れないとなかなか恐くて、ホントは車線変更したいけど
ノロノロ運転する車の後ろを仕方なく自分もノロノロ・・・。
まず手順を説明。
①インナーミラーで後方確認
②サイドミラーで横方向を確認
③ウィンカーを出す
④もっと首を振って死角の確認
⑤ハンドルを切る
⑥目標車線内に車が収まったらウィンカーを消す
これ、やる動作も抜けがあってはいけませんが
順番も大事ですので絶対に覚えましょう。
まずは頭で覚えて、一つ一つ実行していきますが
そのうち
絶対体で覚えます。考えなくても必ずできるようになります。
僕も昔は高速道路で右に左に 何度も練習。
操作ができるようになれば、次は精度アップの練習です。
「車線変更はこわい」ってイメージをお持ちの方。
大丈夫です。必ずできるようになりますよ。
隣の席の人に順番を言ってもらいながらやってみましょう。
次回、車線変更のポイントを交えて説明します。